かつては、キューケースメーカーとして非常に人気のあったメーカーなのですが、残念ながら数年前になくなってしまいました。
この会社から発売されていたキューケースの形が「バイナル型」と呼ばれ、今でも他のメーカーから販売されています。
バイナル型の良いところは、キューやシャフトを筒状の穴に入れるタイプのものと違い、キューケースが大きくファスナーで開き、収納したり取り出したりすることができるため、キューケースの中を掃除することができます。
また、バットを収納するスペースにはファスナーが付いているので、バットにグリップゴムを装着したキャロム用のキューでも収納することができるので、販売されていた当時からキャロムプレーヤーに特に人気が高かったようです。
また、素材も本革製のものもあって、モノ選びにこだわりのある人々のニーズにも応え、本革製であっても軽くて丈夫だった点も人気の理由だったようです。しかも「Made in U.S.A」。
ちなみに「Vinyl(バイナル)」は日本語で言うところの「ビニール」。せっかく本革製の製品なのに、名前からするととても安っぽい印象になってしまうところがちょっと笑えるネーミングのセンスです。
今となっては、新品を見つけて購入できるチャンスは皆無といった状態ですが、時々海外のオークションに出品されていたりするので、どうしても欲しいという人はこまめにチェックされるのが良いと思います。
古き良き時代の逸品というところでしょうか。
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