2012年1月2日月曜日

ポケットビリヤードとキャロムビリヤード

日本人の多くの人にとって、ビリヤードと言えばポケットビリヤードのことだと考えられているのではないでしょうか。

昔はポケットビリヤードよりもキャロムビリヤードの方が一般的で、キャロムビリヤードの中でも四つ玉が一番人気が高かったと聞いたことがあります。

それが、僕がビリヤードを始めたきっかけとなったトムクルーズ主演映画「ハスラー2」が上映されて以来、日本には空前のビリヤードブームが巻き起こり、ビリヤードと言えばトムクルーズがプレーした9ボールが一番人気の高いゲームとなりました。ですから、1986年以前は四つ玉が一番人気で、それ以降は9ボールが一番人気のゲームとなったのです。

僕がビリヤードを初めてプレーしたのは1986年で、お店のマスターに「ビリヤードを上手くなりたければ四つ玉から始めて基本を磨かなければダメだ」と言われたのを覚えています。
今では四つ玉がプレーできるお店はとても少なくなってしまいましたが、昔は四つ玉の台はどのお店にもあるものと言っても良いくらい一般的だったようです。

四つ玉を数回やってみたけれど、やっぱり流行のナインボールがやりたくて、ポケットビリヤードの台がたくさんあるお店へと足を運ぶようになりました。当時はどこのビリヤード場も満員で、1時間〜2時間待つなんて当たり前のことでした。

その後しばらくはポケットビリヤードに熱中し、上手くなりたいと一生懸命練習したり、対戦したりしていました。また、知らない相手とのプレーをするために、少し遠方のビリヤード場へ行ったりしていました。



そんな時に四つ玉の台よりも大きな台に、三つの球でプレーするスリークッションビリヤードに出会いました。台が大きく、球も大きいので、ビリヤードの基本テクニックの重要度がとても高く、しかもシステムなどの知識も必要なために、ポケットビリヤードを少しかじったくらいの僕にはとても敷居の高いゲームだと思いました。

でも、当時ライバルに水をあけられていた僕にとって、スリークッションとの出会いはとても良い機会となりました。それまで知らなかったテクニックや知識が増えることで、ポケットも上達することができたからです。

スリークッションを含め、キャロムビリヤードはポケットビリヤードに比べて玄人指向というか、初心者にはちょっと敷居が高い雰囲気があるように思いますが、ビリヤードを上達したいと思う人にこそオススメしたいゲームだと思います。



同じビリヤードでありながら、目の錯覚も含め、目の前で起こることがスゴイ違うように感じたり、それぞれの協議や道具の違いによって、新しい発見や再認識がたくさんあると思います。

できればプロ選手もそれぞれの競技の対抗戦とかやったら面白いんじゃないかな?なんて思うんですけどね。



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