僕は1992年から1995年までロサンゼルスへ語学留学へ。
留学した当時は英語が全く喋れなかったので、友達を作る上ではビリヤードがとても役に立ちました。いくつかのビリヤード場へ足を運び、ハウストーナメントに出場して、顔見知りを作り、だんだんと友達ができるようになりました。
当時もたいして上手くはなかったけれど、マイキューを持ってハウストーナメントに出てくる英語の下手なアジア人は、よくも悪くも目立つことがあって、知り合いや顔見知りとカタコトの英語を喋りながらビリヤードするのはとても楽しかったです。
1995年に帰国してから1〜2年は近場のビリヤード場で5-9したりしていましたが、その後の就職活動や就職後は全くと言ってい良い程ビリヤードをする時間が無く、気持ちの上でも仕事に没頭していたので、キューを触る機会すら皆無の状態となりました。
そして今年。。。
3月の震災の後で、自分の部屋の整理整頓をしている時に、久しぶりにキューケースの中のキューを取り出してみて、「せっかくのマイキューなんだから大切にしよう」と考え、アダムへクリーニングに出す事にしました。20年以上前のキューですが、ピカピカになるとのことだったので、糸巻きの交換と表面のクリーニング(塗り直し?)をお願いすることにしました。
アダムのキューをクリーニングするのと同時に、どうせならキレイにしたキューも使いたいし、どうせならスリークッションを再開したいと考えました。でも、自分がビリヤードから離れていた15年くらいの間に、キューは大きな進化を遂げていました。
その一つは何と言っても「ハイテクシャフト」の出現です。ノーマルシャフトしか無かったので、ACSSや314やOB-1などのハイテクシャフトのことは全く知りませんでした。そして、もう一つが「バット」そのものです。シャフトと同様にさまざまな進化を遂げていて、アダムからはムサシなどが発売されていました。
僕の知識は1995年前後で止まっていたので、ポケットキューは4剣ハギ、キャロムキューはタケノコが主流という認識で、キャロムキューは木ネジであるものだとばかりだと思っていました。
「浦島太郎状態になってしまった自分には、まず正しい情報の入手が必要だ!」
そこで、比較的自宅から近い都内の老舗、「コビービリヤード」へ行くことにしました。20年以上前に何度か行った事がある小林プロのお店。キューのクリーニングや新しいキューを買うことについても正しいアドバイスがもらえるだろうし、スリークッションを再開には最適なお店だろうと思いました。
都内には他にも良いお店はあちこちにあると思うけれど、やっぱり間違いの無いアドバイスがもらえるというアドアンテージは素晴らしいと感じています。スリークッションも20数年振りに再開することができたし、キューやシャフトやタップなどについても色々とアドバイスを貰えました。本当に道具の進化が凄い!それに気付くまでは、古いデザインの古い素材のキューをビンテージとして珍重していましたが、今後はそれ以外にも新しくて性能の良いキューやシャフトも欲しいと思うようになりました。
ビリヤードにはさまざまな楽しみがあって、「上達する」「道具に触れる」「人と知り合う」などの魅力があります。約15年間のブランクはあったけれど、久しぶりにその魅力に触れて、改めてビリヤードって楽しいなって思いました。
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