去年2012年の12月にJoe Porperを尋ねてみました。ロサンゼルスの郊外にオフィスと倉庫と工場を兼ねる場所があり、実際にJoe Porperのキューケースが作られているところを見ました。
Made in U.S.Aのラベル通りにアメリカで生産されていて、昔ながらの手作り感が伝わる工場でした。日本での知名度が高い通りに、日本は大の得意先市場とのことで、とても友好的にお話させてもらいました。
Joe Porper氏はとても手先の器用なアイデアマンで、キューケース以外にもマジック用品を発明して作ったり、多くのマジシャンからの依頼を受けて制作したりしているそうです。彼のラボには過去に制作したさまざまな機械や製品や試作品などがあふれていて、それらに囲まれながら色んなアイデアと共に新しいモノ作りを楽しんでいられるようでした。
残念なのは、アメリカも80年代後半に映画「Color of Money(日本題はハスラー2)」のヒットで日本と同様にビリヤードブームが訪れたけれど、それ以降はずっと下降線をたどる一途とのお話。
本場アメリカでもビリヤードはすっかり下火になってしまっているんですね。その影響などで2000年以降、生産を止めてしまったキューメーカーが多いそうです。何とも残念なお話。何とかアメリカでもビリヤード人気が再燃することを願うばかりです。
ロサンゼルスへは毎年数回は訪れているので、また次回の渡米時には挨拶に伺いたいと思います。
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