その答えは大雑把に言えばシンプル。
「カッコいいキュー」か「性能が良いキュー」か「格好良くて性能の良いキュー」のどれかだと思います。
「カッコいいキュー」とは?
カスタムキューの多くがそうであるように、まずは単純に見た目の魅力ということで、場合によっては性能は二の次だったりすることもあります。また、「カッコいい」という言葉には「美しい」という意味も含まれていて、象牙など贅沢な素材が使用されているキューという意味の場合もあります。
キューは使ってこそと考える人もいると思いますが、一方でキューを工芸品や美術品として観賞して楽しむ人もいます。
「性能が良いキュー」とは?
キューの性能はさまざまな性質を性能と呼ぶので、なかなか一概にどういうキューが高性能なのかと定義することが難しいかもしれません。
例えば、強く撞くことが難しい女性には、パワーのあるキューは高性能と感じられるでしょうし、男性には強弱のコントロールが難しいと感じられるかもしれません。
キューには素材や構造などによって、さまざまな個性があります。その個性を性能と表現することが出来るのですが、自分の求める個性ではない個性があるキューに対しては撞きづらい、難しい、自分の好みには合わないということになる訳です。
また、シャフトやタップによっても性能が変わるので、性能の良いキューとは自分の好みの個性のあるバットとシャフトとタップが組合わさったキューのことだということになります。最近は特にACSSや314やOBなどのハイテクシャフトの性能が向上しているので、シャフトの重要性が以前にも増して大切になっていると思います。
要するに、「理想のキュー」とは
性能や好みは人それぞれだとすると、「理想のキューは人によって違う」という結論に至りました。しかもその人の腕前も変化するし、テーブルや球が変わっても変わるでしょうし、本当に良いキューに出会うのはとっても難しいと思います。
もしかすると、理想のキューは自分の好みで探し続けて出会い、また新しいキューを探して出会うということを繰り返し続けるものなのかもしれませんね。
私の場合は、アマチュアなので「カッコいいキューで上手にプレーしたい」と両方追いかけてしまうので、なかなか難しいところがあるのですが、アマチュアであってもやっぱり競技には競技用のキューが欲しくなるし、普段はカッコいいキューで楽しくプレーしたいって思います。
最近は特にスリークッションの競技用にはMusashiが欲しくて、たまに遊んだり観賞したりするためのタッド/Tadやジナ/Ginaが欲しいって思います。どれもなかなか気に入ったデザインのものは手に入りにくいし、値段も。。。(我ながら贅沢な夢です)